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by pepo629
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「脳死は人の死」一律に定義 

Excite エキサイト : 社会ニュース


NHK子供ニュース解説によりますと・・・
・脳死と植物人間は違う

 よく間違えられますが、脳死と植物人間は違います。(え?ほんま?)
植物人間は、自分で呼吸をしています。意識こそないけれど、痛みを感じるし、さまざまな刺激に人間的な反応を示します。食物も管で胃に送り込めば、ちゃんと消化します。これに対して脳死状態の人は、そうした刺激に反応しません。自分では呼吸ができませんから、人工呼吸器をつけています。もし人工呼吸器をはずせば、数分後に心臓も止まってしまうのです。心臓は、血液の中の酸素をエネルギーにして動いているので、呼吸が止まればエネルギーの補給が途絶えてしまうからなんです。
 



では、どうしてこんな違いがあるんでしょうか。脳の構造を大ざっぱに分けると、大脳、小脳、脳幹の三つになります。大脳は、モノを考える所。小脳は体の運動を指令する所。脳幹は、内蔵の働きの管理など人間の生命を維持する所です。この三つの脳の機能が全部死んでしまった状態を脳死といいます。また、脳幹が死んでしまった状態でも脳死と呼ぶ専門家も多いのです。脳幹は人間の生命を維持する働きをしていますから、脳幹が死ねばまもなく大脳も死んでしまうというわけです。


・どうして脳死が起きるのか
 脳死というのは、実はめったに起きないんです。普通の人が死ぬときは、まず心臓が止まり、血液が酸素を運ばなくなるため、続いて脳が死にます。つまり、ほとんどの人は、心臓死が起きてから脳死が起こります。ところがまれに、脳死が先に起きてから、やがて心臓が止まる人が出てきたのです。この、脳が死んで心臓が止まるまでの間を脳死といいます。脳死が起きるようになったのは、人工呼吸器が発明されて、普及したからです。
 交通事故などで頭を強く打ち、脳をやられてしまった人に人工呼吸器をつけると、呼吸を続けられるので、心臓は動き続けます。しかし、脳はやられてしまっているから、もう元には戻らない。これが脳死です。脳死が起きるようになったのは、人工呼吸器が発明されてから後のことなのです。医療技術が発達したゆえに発生した問題なのです。

・なぜ脳死が問題になるのか 重い心臓病の人の中には、心臓移植をすれば助かる可能性の人がいます。「脳死は人の死」という基準ができれば、心臓移植が可能になります。一度止まってしまった心臓は、他人に移植しても動きません。でも、生きている人から心臓を取ってしまっては、殺人になります。そこで、心臓移植を成功させるためには、「生きた心臓を持つ死体」が必要になります。つまり、脳死を死と考えれば、移植ができるのです。そこで、脳死が大きな問題になっているのです。

・臓器移植法案、衆議院で成立
 
4月24日木曜日、衆議院で「脳死を人の死とする」という法律案が多数決で採決されました。今後、参議院で議論されます。
 体が暖かく、人工呼吸器をつけて呼吸をしている人を「死者」と呼んでいいのか。精神活動ができなくなった人は「死」と呼べないのか。脳死の問題は、「人間とは何か」という問題を私たちに突きつけています

古来、人間の死とは何かは自明のことであったため、医学的に厳密に定義することはさほど重要ではなかった。一般に、脳、心臓、肺すべての機能が停止した場合(三兆候説)と考えられており、医師が死亡確認の際に呼吸、脈拍、瞳孔反射の消失を確認することはこれに由来している。

しかし医療技術の発達により、脳の機能が完全に廃絶していても(そのため自発呼吸も消失していても)、人工呼吸器により呼吸と循環が保たれた状態が出現することとなった。個体として死んでいるとは確言できないが、人物として人格はすでに失われた状態である。これを脳死と呼ぶが、近年二つの観点から脳死を人の死と認めるべきかどうかが問題となっている。




脳死判定

診察・検査結果などから明らかに脳死であろうと判断される状態は臨床的脳死と呼ばれる。しかし、臓器移植などの目的で脳死を法的に示す必要のある場合は手順に則った脳死判定が行われる。このような目的がないときに脳死判定をすることはできない。なぜなら、判定基準は呼吸器をはずして自発呼吸を確認するなど患者を死亡させかねない項目を含んでいるからである。なお、日本国における法的な脳死の定義については、臓器の移植に関する法律第6条の規定による。


判定基準

脳死判定は移植に関係のない、脳死判定の経験のある2名以上の医師で行い、6時間後にも同所見であることが必要である。

深昏睡 JCS300またはGCS3
瞳孔固定 両側4mm以上
脳幹反射の消失・・・対光反射、角膜反射、網様体脊髄反射、眼球頭反射、前庭反射、咽頭反射、咳嗽反射(失明、鼓膜損傷などでこれらが施行できない場合は脳死判定はできない)
平坦脳波 刺激を加えても最低4導出で30分以上平坦
自発呼吸の消失 100%酸素で飽和したのち呼吸器を外し、動脈血中二酸化炭素分圧が60mmHg以上に上昇することを確認
2回目の判定が終了した時刻を死亡時刻とする。

臓器移植
免疫抑制薬の発達により、疾患の治療法に臓器移植が選択肢として加わるようになったてきた。しかし、多くの臓器は死体からの移植では機能を保てない(死体移植で実用的なものは腎臓、角膜など限られている)。もし脳死患者は死亡したものとみなすことができれば、生命維持に必須の臓器を生体移植に準じた条件で摘出することが可能となる。当然のことながら生命維持に必要な臓器を摘出した結果、脳死患者は個体死に至る。


尊厳死

脳機能の廃絶した状態では呼吸管理と経管栄養(または静脈栄養など)に完全に依存してしか生存できず、かつ循環機能の停止も時間の問題であると考えられる。この、無意味に延命させられている状態で最期を迎えることについて人間としての尊厳を奪うものと考える向きもある。この場合、脳死が人の死と認められなければ人工呼吸器をはずすなどの措置を正当なものと解釈することが困難となる。
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by pepo629 | 2005-04-07 11:00 | News