自由気ままな旅に出ています


by pepo629
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アンパンマンと彼の謎解き。

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1998年にフレーベル館から発行された、中学の理科の先生・鈴木一義氏の『アンパンマン大研究』だ。

基本的には教え子240人からの質問に、鈴木先生が答えている形式なのだが、アンパンマンの作者・やなせたかし氏自身も部分的に一言を添えており、この掛け合い、まるでコントのように面白いのだ。





たとえば、「アンパンマンの名前は、誰がつけたのですか?」という問いには、鈴木先生は「『アブブ~、ボク、アンパンマンでちゅ!』。アンパンマンがかまどから生まれて出てきたとき、最初にこう言いました。名づけたのは、アンパンマン自身です」とキッパリ断言! ノリノリなのだが、これに対し、やなせ氏のコメントは「でもね、ほんとうは作者の僕かもしれないね」とずいぶんおとなげない……。

また、「アンパンマンは、トイレに行くのですか?」には、鈴木先生は「アンパンマンはトイレに行きません。(中略)アンパンマンのあんこは非常にエネルギー効率がいいので、すべて分解吸収されエネルギー源になります。ですから、排出するような無駄なものはなく、トイレに行く必要もないわけです」と力説! だが、これもやなせ氏は「へえ、そうなんですか。さすが理科の先生、理論的ですね。とにかく、アンパンマンはトイレに行きません」と、ガッカリするほど薄いリアクションである。

さらに、「ばいきんまんが変装したとき、なぜ誰も気づかないのですか?」という鋭いツッコミには、鈴木先生も「ばいきんまんの変装がとてもうまいからでしょう。それとも、みんなが鈍いのでしょうか」と逆に疑問を投じているが、それを受け、やなせ氏は「疑わないこと、これはアンパンマンワールドの一つの約束なのです」と力技でねじ伏せている。
「ジャムおじさんは、アンパンマンの顔を作る材料がなくなったら、どうするのですか?」には、「あんこがなくなったときは、かしわもちのみつごくんのあんこをもらったり、カレー、クリーム、栗あんなどをつめます。小麦粉がない場合は、パイ生地や素麺など他の材料で代用します。濡れた顔をフライぼうやが揚げて、あんドーナツにしたこともありました」と、ものすごい妄想を楽しそうに語る鈴木先生だが、やなせ氏は「実におもしろいところですが、いつもの素材がやはり一番」と、身も蓋もない返し。あんまりです……。

もちろんやなせ氏が「そのとおりです」と相槌を打つ場面も多々あるが、微妙なすれ違い、読んでいる側としては「もうちょっと歩み寄ってやれよ!」と思わなくもない。

他にも、本書には「アンパンマンの顔は、くさったりカビが生えたりしないのですか?」「ばいきんまんは、お風呂に入りますか?」「カレーパンマンのカレーは、甘口ですか、辛口ですか?」など、気になる疑問がぎっしり。
これを読めば、ますますアンパンマンワールドの虜になるはずだ。



虜になるよりちょっとしたお笑いブームを生むかも(爆)
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by pepo629 | 2006-07-20 10:22 | Trivia